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すごく身近にありながら、名前や特徴が知られていない雑草。日本雑草学会は創立50周年を記念して、多くの方々に気軽に読んでいただけるような‘雑草’の入門書を刊行しました。題して「ちょっと知りたい雑草学」。
口 絵
私たちの周りになじんでいる帰化植物、道ばたの雑草、勢力を広げている外来植物、遺伝資源植物としての雑草探査、雑草を有効利用など、雑草の生活の一端を紹介しています。
第1章 雑草のくらし
雑草のイメージから始まり、野草との違い、外来植物、校庭に生える雑草の観察などを解説。「雑草という名前はかわいそう」、「雑草と野草の区別は?」と多くの方々からいわれますが、それらへの回答が用意されています。
第2章 雑草から学ぶ自然のしくみ
雑草から生まれた作物、雑草の生活史、種子や芽生えの話、成長の速さの秘密、場所を選ぶ雑草など、雑草は私たちにさりげなく自然のしくみを教えてくれています。
第3章 雑草をコントロールする
いろいろな雑草管理の方法を紹介し、除草剤のしくみや作用、適正な使用法などを解説しました。とかく誤解されがちな除草剤ですが、除草の仕組みや使い方などできるだけわかりやすく解説しました。
終章 座談・雑草との共存を目指して
この本のまとめとして、いろいろな研究分野にまたがる執筆者に、雑草との共存、雑草の利用、今後の雑草とのつきあい方などを語り合ってもらいました。